どうする家康【信長の野望からみる登場人物名鑑】
どうする家康とは
どうする家康とは、2023年(令和5年)1月8日から放送されている徳川家康を主人公としたNHK大河ドラマ第62作。主演はは松本潤。
今作はみんな大好き戦国時代。
せっかくなので、歴史シミュレーションゲーム『信長の野望』から『どうする家康』をみていきましょう!
あらすじ
物語の開始は弘治2年(1556年)。家康が駿河の今川家において、いわゆる人質時代を過ごしているところから始まります。主に永禄3年(1560年)に尾張の織田家との間に勃発した、桶狭間の戦いが、実質的な開始時期です。
登場人物
徳川家
徳川家康(とくがわ いえやす)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
99 | 87 | 90 | 98 |
松平元康 → 松平家康 → 徳川家康
演:松本潤(幼少期〈竹千代〉:川口和空
松平広忠と於大の方の嫡男。のちの天下人ですが、青年時代は優柔不断かつ心配性で胃腸が弱と何とも頼りなく未熟。果たして天下はとれるのか?
『信長の野望』では超優秀なオールラウンダー。主人公である織田信長に伍する能力ですね。
瀬名(せな)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
75 | 45 | 55 | 49 |
演:有村架純
家康の正室。関口氏純と巴の娘。
「生得悪質、嫉妬深き御人也」「無数の悪質、嫉妬深き婦人也」「其心、偏僻邪佞にして嫉妬の害甚し」「凶悍にてもの妬み深くましまし」…などと史料ではぼろくそに言われる瀬名姫ですが、物語では穏やかかつ朗らかな性格で、優柔不断な夫を献身的に支えている人物として描かれています。
『信長の野望』では姫武将としては統率が高め。あとは平凡な能力値ですね。
松平信康(まつだいら のぶやす)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
74 | 86 | 65 | 57 |
松平竹千代 → 松平信康
演:松井稜樹→石塚錬→寺嶋眞秀
家康の嫡男。母は瀬名。幼名は松平竹千代(まつだいら たけちよ)。
『信長の野望』では父・家康譲りの武勇。戦働きでは十分に活躍できそうです。
松平広忠(まつだいら ひろただ)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
69 | 57 | 56 | 78 |
演:飯田基祐
家康の父。松平家先代当主。今川方の国衆。三河・岡崎城城主。物語開始前の天文18年(1549年)に死没しているので、登場は回想的にちらっとだけです。それでも登場させてもらえるだけでもマシ?
『信長の野望』では政治以外は平凡。家康の父親としてみると、何とも物足りない能力です。鳶が鷹を生んだといったところでしょうか。
徳川家臣
酒井忠次(さかい ただつぐ)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
86 | 75 | 86 | 60 |
演:大森南朋
徳川家筆頭家老。三河衆。家康の父方の叔父。通称は左衛門尉。後の徳川四天王の筆頭です。
松平(徳川)家が独立して大名化すると、東三河の国衆を統率する旗頭に。
『信長の野望』では政治以外は優秀な知将タイプの能力を誇っています。さすがは徳川四天王の一角ですね。
石川数正(いしかわ かずまさ)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
70 | 62 | 85 | 82 |
演:松重豊
徳川家次席家老。三河衆。
家康の教育係でもあり、家康から最も信頼されている人物。物語では家康と約10歳違いですが、当初から貫禄ありすぎな家臣です。ともあれ後年の数正の行動を考えると、それに至る心境の変化を、今からどう描かれるのかも必見ですね。
『信長の野望』では内政官向きの能力。とはいえ統率もそれなりの数値なので、戦場でも働けます。家康の懐刀として優秀ですね。
鳥居忠吉(とりい ただよし)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
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演:イッセー尾形
徳川家家臣。元松平家筆頭家老。三河衆。
家臣団の長老格であり、「爺」と呼ばれる存在。歯が抜け落ち、度々不明瞭な言葉を発してしまうほどの高齢。生年は不明ながらも、15世紀末頃とみられており、80歳程度まで生きたとか。いわゆる「三河武士」をイメージを作った人物です。
『信長の野望』では残念ながら登場ならず、能力値も不明。
鳥居元忠(とりい もとただ)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
62 | 69 | 72 | 24 |
演:音尾琢真
忠吉の子。徳川家家臣。三河衆。通称は彦右衛門。家康が幼い頃から仕えている人物です。松平家独立後は、父から家督を譲られて鳥居家当主となりました。鳥居元忠といえば、後年の家康のエピソードに必ず出てくるキーパーソン。果たして伏見城の戦いはどのように描かれるのか? 必見ですね。
『信長の野望』では知将タイプといえなくもないですが、統率はやや物足りない能力値。そして政治能力はほぼ皆無。まさに三河武士の鑑ですね。
大久保忠世(おおくぼ ただよ)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
77 | 77 | 67 | 38 |
演:小手伸也
徳川家家臣。三河衆。作中では陽気で面倒見の良い、家中での兄貴分的存在。嫌われものの本多正信をと親しく、彼が世に出るきっかけを作った人物でもあります。
『信長の野望』ではいかにも三河武士といった能力値。すなわち統率、武勇が高めで、知略も低くなく、しかし政治はからきし、といった典型の一人。とはいえ優秀であることには違いありませんね。
平岩親吉(ひらいわ ちかよし)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
51 | 49 | 61 | 75 |
演:岡部大
徳川家家臣。家康の近習。三河衆。通称は七之助。鳥居元忠同様、家康が幼い頃から仕えた人物です。
『信長の野望』では三河武士らしくなく、政治に秀でた能力です。平岩親吉といえば毒まんじゅうの逸話が知られているように、私心なく、しかし主の意を受けて政治もできる人物として知られており、そういった逸話が反映された結果かもしれません。こういった逸話が大河ドラマで描かれるかは分かりませんが、期待したいものですね。
夏目広次(なつめ ひろつぐ)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
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演:甲本雅裕
徳川家家臣。三河衆。武骨者が多い松平家臣では珍しい事務方の家臣とされています。存在感が薄く、登城のたびに家康から「広信」、「吉次」など名前を間違われる悲しい役回り。このあたりは恐らく広次の別名「吉信」と混ぜてやっている演出でしょう。
『信長の野望』では登場無し。決してメジャーな武将ではありませんから仕方ないのかもしれませんが、のちに広次は家康の窮地を救い、命を落とすことになります。三方ヶ原の戦いですね。
本多忠真(ほんだ ただざね)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
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演:波岡一喜
徳川家家臣。三河衆。戦場に持ち歩くほどの酒好きで、周囲から「のんべえどの」と呼ばれる人物。本多忠勝を養育したことで知られていますね。忠真の最後の見せ場も、やはり三方ヶ原。今回の大河ドラマでの三方ヶ原の戦いはどう描かれるのか、必見です。
『信長の野望』では出番無し。ドラマではのんべえ設定の忠真ですが、本多一門で酒飲みといえば、忠勝の子、忠朝を思い出しますね。
本多忠勝(ほんだ ただかつ)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
85 | 98 | 79 | 60 |
演:山田裕貴
徳川家家臣。三河衆。忠真の甥。通称は平八郎。後の徳川四天王の一人ですね。桶狭間で初陣を迎え(この時実は弱冠13歳)、元康(家康)と初対面し、当初は元康をひ弱な主君と見て反発していたものの、次第に主君らしい態度を示すようになった元康に感銘を受けて、その後は忠義を尽くすようになっていきます。
『信長の野望』での忠勝は、戦国最強の名に相応しい武勇ですね。とはいえゲームでは更に上に、真田幸村やら上杉謙信らがいるのですが…。
本多正信(ほんだ まさのぶ)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
29 | 29 | 92 | 93 |
演:松山ケンイチ(幼少期〈弥八郎〉:中野心綺)
松平家家臣。三河衆。一向宗門徒。通称は弥八郎。忠真と忠勝の遠縁なのですが、二人からは「縁もゆかりもない輩」「偽本多」「本多の恥」呼ばわりされている人物。このあたりは史実でも有名な話ですね。三河一向一揆が勃発すると本證寺の一揆勢に加担。空誓の軍師として家康を苦しめることになります。一揆収束後、家康に三河からの追放を言い渡されました。
『信長の野望』ではとても三河武士とは思えない正反対の能力値。これでは馬も合わないのも道理ですね。しかし優秀です。
渡辺半蔵守綱(わたなべ はんぞう もりつな)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
64 | 83 | 38 | 19 |
演:木村昴
徳川家家臣。三河衆。一向宗門徒。槍の名手で「槍の半蔵」と呼ばれる人物です。豪快かつお調子者。三河一向一揆が勃発すると本證寺の一揆勢に加わり、松平勢に徹底抗戦するも、その後、帰参することになります。
『信長の野望』においてはまさに脳筋な能力値。とはいえ武勇の80越えはご立派。ちなみに徳川十六神将の一人でもあります。
土屋長吉重治(つちや ちょうきち しげはる)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
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演:田村健太郎
徳川家家臣。三河衆の下級武士。一向宗門徒。三河一向一揆が勃発すると家康を騙して本證寺に誘き寄せるものの、家康が一揆勢に囲まれ絶体絶命の危機に陥ると、身を挺して守り深手を負い、絶命しました。
『信長の野望』では未登場。ドラマでの描かれ方は、『徳川実紀』などの徳川創業史における逸話をもとにしたようですね。
半之丞(はちや はんのじょう)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
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松平家家臣。三河衆。一向宗門徒。作中では名前は呼ばれたものの、それきりで終わってしまった人物です。キャストもなし。
『信長の野望』でも登場せず。残念。本名は恐らく蜂屋貞次。蜂屋半之丞の名で知られている人物ですね。三河一向一揆絡みで戦死しているので、今後も登場はないでしょう。ちなみに徳川十六神将の1人でもあります。
服部半蔵(はっとり はんぞう)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
61 | 85 | 85 | 45 |
演:山田孝之
徳川家家臣。三河衆。忍集団「服部党」の頭領です。諱はあまり有名ではありませんが、正成といいます。先祖は伊賀出身。忍で先代頭領の父・服部半三保長から服部党を継いでいたもの、銭のためだけに動く忍を嫌い、武士である事も認められず、自信を持てずにいましたが、元康(家康)の命を受け、正信が立案した瀬名らの奪還作戦を忍を使い実行することになります。
『信長の野望』ではいかにも忍者な能力値。
伴与七郎(ばん よしちろう)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
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演:新田健太
甲賀流の忍。隻眼。三河・上ノ郷城攻めに際して正信に雇われ、服部党と功を競い合った人物です。長照を追い詰めるものの目の前で自害され、生け捕りに失敗しました。
『信長の野望』では未登場。なかなかのマイナーな人物ですね。物語やゲームではともかく、史実では一応、城主であった鵜殿長照を討ち取り、またその子であった氏長をも捕らえたとされているようです。真偽はともかくとして、大河ドラマでは損な役回りとなってしまいましたね。
織田家
織田信長(おだ のぶなが)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
99 | 88 | 95 | 100 |
演:岡田准一
尾張の大名。清須城城主。織田家当主。冷徹非情にして苛烈な気性で、謀略に長け武勇に優れる人物です。ついでに類い稀なる天才性と指導力、カリスマ性で乱世を切り開く風雲児。戦国時代の主役として描かれる人物ですが、今作では脇役です。
『信長の野望』ではさすがの主人公の貫禄。史実ではいろいろ失敗も重ねているのですが、そこんところは主人公補正で消し去られ、非常に優秀な能力となっています。しかしこれで本能寺で斃れたのですから、世の中能力だけが全てではない、ということですね。
織田信秀(おだ のぶひで)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
86 | 71 | 87 | 90 |
演:藤岡弘、
信長とお市の父。織田家先代当主。三河を巡って今川義元と争った人物です。物語開始時にはすでに死没しているため、回想的に登場しました。
『信長の野望』では信長の劣化版といった能力値。劣化といっても十二分に優秀なところが、さすがは信長の父親といったところですね。信長も信秀がいたからこそ、尾張統一を迅速に果たせたといっても過言ではないでしょう。
織田家臣
柴田勝家(しばた かついえ)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
90 | 94 | 80 | 66 |
演:吉原光夫
織田家家臣。通称は権六。史実での秀吉との関係上、作中でもどうしても仲良くは描かれない二人ですが、今作でもやはり犬猿の仲として描かれています。
『信長の野望』では武勇だけではない知将としての評価も受けているようですね。間違いなく優秀。これならば例え秀吉相手でも、渡り合えることができるでしょう。
木下藤吉郎(きのした とうきちろう)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
96 | 81 | 98 | 97 |
演:ムロツヨシ
織田家家臣。のちの豊臣秀吉ですね。初対面の相手でも気さくに接し朗らかで人懐っこく振る舞うが、突如として冷徹な表情と物言いをするなどつかみ切れない性格の持ち主…というか、ところどころで狂気を感じさせる描かれ方をしています。
『信長の野望』ではさすが天下人の一言。家康が秀吉の存命中はどうしようもなかったのも頷ける能力値ですね。
明智光秀(あけち みつひで)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
96 | 84 | 93 | 97 |
演:酒向芳
幕臣。のちに織田家に仕えることになる人物です。
『信長の野望』での能力は、文句なしのトップクラス。これなら信長相手に謀反も成功させてしまうわけですね。大河ドラマでは『麒麟がくる』での主人公でしたが、『どうする家康』では印象として正反対に描かれています。しかし案外、こっちの方が史実に近かったのでは、なんて思ったりもしています。
今川家
今川義元(いまがわ よしもと)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
94 | 85 | 88 | 94 |
演:野村萬斎
駿河・遠江の大名。駿府・今川館の主。今川家先代当主。ドラマでは広やかな度量を持ち、気品ある立ち居振る舞いで尊敬される人物として描かれています。家康に多大な影響を与えるも、桶狭間の戦いで討死しました。
『信長の野望』ではシリーズを通して優秀な能力。家康や信長に決して引けを取りません。足りなかったのはやはり運だった、ということでしょうか。
今川氏真(いまがわ うじざね)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
22 | 33 | 21 | 59 |
演:溝端淳平(幼少期〈龍王丸〉:数井琥恩)
義元の嫡男。今川家当主。やることなすこと全て裏目に出、結果的に今川家は滅亡することになります。
『信長の野望』ではまさに底辺の能力値。政治以外が20台や30台と、救いようがない能力です。とはいえ、戦国大名としてみるとダメダメな氏真でしたが、和歌・連歌・蹴鞠などの技芸に通じた文化人であり、塚原卜伝に新当流の剣術を学ぶなどして決して柔弱だったわけではありません。生まれた時代が悪かった典型の一人ですね。
糸(いと)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
73 | 47 | 60 | 59 |
演:志田未来
氏真の妻。出自は北条家。
『信長の野望』では登場。ゲーム中で甲相駿三国同盟が発生するイベントがある手前、登場していた方が都合がいいですからね。能力は政務以外、全てにおいて夫・氏真を上回っています。今川家臣団の一人としても、まあ優秀な部類。頼りになります。ちなみに氏真との仲は非常に良好だったとされ、密かに氏真がリア充といわれる所以の一つですね。
今川家臣
関口氏純(せきぐち うじずみ)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
33 | 47 | 65 | 60 |
演:渡部篤郎
今川家家老。今川一門衆であり、瀬名の父にあたる人物です。元康が織田方へ寝返ったことで屋敷に幽閉され、元康寝返りの責めを受けるため今川方に残る道を選びました。
『信長の野望』では登場。どちらかといえば内政向きな能力ですが、今川家臣団はどうしてこうもぱっとしないのか…。ちなみに史実では永禄5年(1562年)に切腹して果てたとする一方、永禄9年(1566年)の段階で文書に名を残していることから、存命していたなど、その死没に関しては諸説あるようです。
巴(ともえ)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
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演:真矢ミキ
氏純の妻。瀬名の母。出自は今川家で、若い頃は氏真の養育係を務めていたことになっています。
『信長の野望』では出番無し。史実で実名は不詳であり、巴というのはドラマでの便宜上の名前ですね。今川義元の妹ともされていますが、あくまで一説であり、怪しい言わざるを得ないようです。ドラマではまあフィクションのようなものなので、問題ありませんが。
鵜殿長照(うどの ながてる)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
55 | 65 | 50 | 35 |
演:野間口徹
今川家重臣。今川一門衆。三河・上ノ郷城城主。城代。氏真の密命で関口家に探りを入れて計画を掴み、元康が送り込んだ忍集団を撃退するなど活躍します。しかしその後、元康による上之郷城攻めにおいて忍集団に追い詰められ、囲まれると首を搔き切り自害しました。
『信長の野望』ではドラマで活躍した割にはやや残念な能力。やはり史実で防戦一方となり、最期は討死と相成ったこともあって、評価を上げずらいのかもしれませんね。
鵜殿氏長(うどの うじなが)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
28 | 22 | 44 | 42 |
演:寄川歌太(氏長)
長照の息子。父が自害した後、城から飛び降り自決しようとするも服部党に捕らえられ、松平方と今川方の人質交換で、瀬名や竹千代(信康)らと引き換えに今川方へ戻りました。
『信長の野望』では何とも酷い能力値。何だかんだで長生きして存続したのですが、大名になれずに旗本止まりだったのが評価されなかったのか…。
田鶴(たづ)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
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お田鶴 → 田鶴
演:関水渚
長照の妹であり、瀬名の幼馴染。今川一門に連なる出自である事を誇りとし、今川家への篤い忠誠を誓っているように描かれています。瀬名とは縁戚かつ親友の間柄。夫・飯尾連龍の死後、自ら引間城の女城主となって、家康を相手に壮烈な戦死を遂げました。
『信長の野望』では未登場。女城主として散った人物だけに、大河ドラマ『おんな城主 直虎』あたりでまさに出番があっても良さそうだったにも関わらず、何故かスルーされた人物です。
飯尾連龍(いのお つらたつ)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
46 | 48 | 46 | 45 |
演:渡部豪太
今川家家臣。遠江・引間城城主であり、田鶴の夫にあたる人物です。家康から氏真との仲立ちを頼まれ応じるも、これを今川家への裏切りと見做した田鶴に密告されたことで、氏真により誅殺されました。
『信長の野望』ではオール40台と残念な能力値。大河ドラマでは『おんな城主 直虎』あたりでいかにも出てきそうな立ち位置だったにも関わらず、出番はなく、まさか『どうする家康』で登場を果たすとは。
山田新右衛門(やまだ しんえもん)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
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演:天野ひろゆき
今川家家臣。三河・岡崎城城代を務めていた人物です。広忠の法要のため岡崎に帰った元康(家康)を迎え入れるも、後に桶狭間の戦いによる混乱で討ち死にしました。
『信長の野望』では登場無し。史実では山田元益の名でも知られています。
岡部元信(おかべ もとのぶ)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
76 | 78 | 83 | 43 |
演:田中美央
今川家家臣。氏真の命で裏切り者を処刑する役を負う一方で、関口一門を駿府から三河・吉田城へ連行する際に幼い竹千代(信康)や亀姫を歩かせなかったり、一門や数正を斬るように命じられても躊躇するなど、情け深い面もあるように描かれています。
『信長の野望』では優秀な今川家臣。なぜかぱっとしない今川家中において、間違いなく使える人物です。今川家滅亡後、いったん歴史から姿を消したかにみえた元信ですが、のちに家康と死闘を繰り広げることになります。その第二次高天神城の戦いが描かれるかどうかは必見ですね。
武田家
武田信玄(たけだ しんげん)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
100 | 89 | 96 | 95 |
演:阿部寛
甲斐・信濃の大名。武田家当主です。作中では無類の戦上手で、貪欲な野心家とされ、諜報戦と調略に長け、威圧感に満ちた魁偉な風貌の持ち主となっています。まさにラスボスが初っ端から目の前にいる、といった感じですね。
『信長の野望』においても、その能力値は最強の一人となっています。政治能力以外では、家康を凌駕。そんな信玄の敵は、やはり寿命ですね。
武田勝頼(たけだ かつより)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
86 | 88 | 71 | 56 |
演:眞栄田郷敦
信玄の四男。信玄の死後、家督を継承して武田氏当主となります。
『信長の野望』では武に優れた優秀な能力。父・信玄に比べると物足りませんが、十分な実力を備えています。
武田家臣
山県昌景(やまがた まさかげ)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
93 | 96 | 81 | 70 |
飯富昌景 → 山県昌景
演:橋本さとし
武田家筆頭重臣。
『信長の野望』ではもはや一家臣とは思えない能力値。そこらの大名よりも優秀です。主の信玄も大概な能力の持ち主ですが、家臣にもこんなのがいるなんて、武田家は家康にとって脅威以外の何物でもないですね。
穴山梅雪(あなやま ばいせつ)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
54 | 55 | 58 | 61 |
演:田辺誠一
武田家家臣。
『信長の野望』では武田家臣としてみれば、決して高いとはいえない能力値ですね。武田家末期の重臣かつ、知将として描かれやすい人物ですが、最期が最期なせいか、ゲーム中では微妙な評価になってしまっているようです。ドラマなどでは、しっかりとしたキャスティングがされていることが多いんですけれどね。
望月千代(もちづき ちよ)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
70 | 80 | 81 | 39 |
演:古川琴音
歩き巫女。信玄の命で諸国に潜り込み、諜報活動を行っている存在です。
『信長の野望』ではしっかりと登場しています。能力も高め。史料的にはいろいろと逸話や俗説の多い人物な割にははっきりしないため、物語上では使いやすい人物といえるかもしれませんね。
東海地方の国衆
於大の方(おだいのかた)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
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演:松嶋菜々子
家康の母。出自は水野家。松平広忠と結婚し竹千代(家康)を産むも、実家が織田方に付いたため離婚することになります。のちに久松長家と再婚し、3男3女を儲けました。
『信長の野望』では登場ならず。大河ドラマ等では家康の生母ということもあって、登場回数も多い方ですが、ゲーム中ではまだまだ日の目を見れないようですね。
久松長家(ひさまつ ながいえ)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
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演:リリー・フランキー
於大の再婚相手。織田方の国衆です。於大との間に3男3女を儲けており、元康(家康)が織田方に付いたことで、妻子とともに三河・岡崎城の元康の下に転がり込んでくることになります。
『信長の野望』での登場は無し。
久松三郎太郎(ひさまつ さぶろうたろう)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
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演:志村瑛多
長家の長男。母は於大。家康の異父弟にあたる人物です。
『信長の野望』では登場ならず。史実では松平康元の名でも知られています。ちなみに桶狭間の戦いの際に家康は久松長家と於大の間に生まれた異父弟にあたる3男子と対面を果たし、松平氏と葵紋を授け、松平家一門に准じました。これがいわゆる久松松平家の始まりですね。
久松源三郎(ひさまつ げんざぶろう)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
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演:塩崎忍
長家の次男。母は於大。家康の異父弟にあたる人物です。
『信長の野望』では未登場。史実では松平康俊の名でも知られています。
久松家の長女 / 次女 / 三女
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
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演:池村咲良(長女) / 寺田藍月(次女) / 永尾柚乃(三女)
長家の娘。母は於大。家康の異父妹にあたる人物たちです。
『信長の野望』での出番は無し。史実において、長女は多劫姫(たけひめ)、次女は松姫(まつひめ)、三女は天桂院(てんけいいん)としての名が知られています。
水野信元(みずの のぶもと)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
57 | 51 | 61 | 61 |
演:寺島進
織田方の国衆。三河・刈谷城城主。於大の兄であり。家康の母方の伯父にあたる人物です。元康(家康)に於大を送り込み織田方へ寝返らせ、清須城の信長と引き合わせるなど、初期の家康の方向性を定める要因となりました。
『信長の野望』ではしっかり登場しています。能力はまさに平々凡々。可もなく不可も無し。
松平昌久(まつだいら まさひさ)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
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演:角田晃広
三河の国衆。大草松平家当主。松平宗家の座を狙い、家康の父祖の代から何度も裏切っている人物です。三河一向一揆が勃発すると、そのどさくさに紛れて他の国衆とともに元康に反旗を翻すものの、一揆が終息したことで鎮圧されました。
『信長の野望』での出番は無し。
吉良義昭(きら よしあきら)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
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演:矢島健一
今川方の国衆。三河・東条城城主。南三河を治める人物。元康(家康)と組んで水野勢を攻めた石ヶ瀬川の戦いで敗北し、織田方へ寝返った元康に城を攻撃され、三河一向一揆では混乱に乗じて昌久らとともに反旗を翻すも失敗し、捕縛され、三河から退去したとされています。ちなみに兄である義安は吉良氏の家督継承が認められ、後の赤穂事件で知られる吉良義央を出すことになるのです。
『信長の野望』では父・義堯や兄・義安は登場しているのですが、義昭の登場は無し。残念。
戸田宗光(とだ むねみつ)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
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演:真水稔生
三河の国衆。
広忠から信を置かれていたようで、今川方へ人質となる竹千代こと家康を預かるものの、織田方に寝返り竹千代を引き渡した人物です。
『信長の野望』では登場無し。ただし遠縁である戸田氏鉄や氏信などは登場していますね。
空誓上人(くうせいしょうにん)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
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演:市川右團次
三河・本證寺の住職。本願寺の嫡流である蓮如の曾孫にあたる人物です。
家康が「不入の権」を侵したことで「仏敵」と見なして門徒を煽り、上宮寺・勝鬘寺・土呂御堂本宗寺とともに武装蜂起しました。いわゆる三河一向一揆です。松平勢を苦しめるものの、門徒も多数犠牲となることに心を痛め、寺を元に戻す条件で家康と和睦しました。
登譽上人(とうよしょうにん)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
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演:里見浩太朗
三河の松平家菩提寺、大樹寺の住職。
浄土宗の教え「厭離穢土 欣求浄土」…読めませんね、「おんりえど ごんぐじょうど」と読みます…を唱え、家康の精神的支えとなった人物です。作中では家康が名字を「松平」から「徳川」に改める際には大樹寺に所蔵されていた松平家の家系図を調べ、松平家が清和源氏新田氏流の子孫であると言ってもいいのではないかとの見解を示しました。物語的にはOKでも、史実としては得川氏と家康の家系との同一性は実証できていないのが実情です。まあ名前なんて名乗ったもの勝ちですけれどね。
室町幕府
足利義昭(あしかが よしあき)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
28 | 37 | 78 | 68 |
演:古田新太
室町幕府十五代将軍。
『信長の野望』では知略こそ高いものの、征夷大将軍としては物足らない政治と、あとは悲劇的な戦能力ですね。鎌倉時代末期から室町時代前期にかけて活躍した足利一門だというのに、この時代の一門衆の能力の低さには涙てしまいます…。
浅井家
浅井長政(あざい ながまさ)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
84 | 83 | 76 | 53 |
演:大貫勇輔
北近江の大名。織田家よりお市を迎えて婚姻同盟を結ぶも、義兄・信長に反発してこれを裏切り、戦う道を選択します。
『信長の野望』においては武に優れた優秀な能力値。信長にはさすがに及ばないものの、戦国大名としては名を残すに十分な能力です。
お市の方(おいちのかた)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
76 | 52 | 74 | 62 |
演:北川景子(幼少期:上村結羽)
長政の正室。信長の妹。
抜群の美貌の持ち主であるのは史実通りですが、作中では男勝りの武芸の腕前も持っています。また幼少期に家康と縁があるなど、家康を慕う場面もあり。家康との結婚を望むも、潔く諦めて、その後浅井家に嫁ぎました。
『信長の野望』では、武勇以外はそれなりに優秀な能力。織田家一門ですが、開始シナリオや展開次第では、浅井家一門として登場します。
茶々(ちゃちゃ)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
78 | 48 | 60 | 72 |
長政と市の長女。のちに家康が人生の最後に滅ぼすことになる、大坂城の実質上の主となる人物です。
『信長の野望』では統率、政治に優れた後方のリーダータイプ。姫武将としては比較的優秀な能力ですね。母親であるお市の方と似通った能力でもあります。
京の文化人
茶屋四郎次郎(ちゃやしろじろう)
統率 | 武勇 | 知略 | 政務 |
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演:中村勘九郎
京の豪商。三河出身。茶屋四郎次郎家初代。名は清延。のちに家康の窮地を救うことになる人物です。
『信長の野望』では登場無し。