信長の野望

朝倉義景【信長の野望・大志の武将能力で見る麒麟がくる】第22回

 大河ドラマ『麒麟がくる』の登場人物を、信長の野望シリーズ「大志」の武将能力から見てみようのこの企画。
 第22回は、主人公・明智光秀が美濃脱出後に仕えたとされる、越前の戦国大名、朝倉義景その人から。

 当ブログで紹介している朝倉義景の詳細については下記より。

朝倉義景【一乗谷の栄華と共に散った、越前朝倉氏最後の当主】朝倉義景とは越前国の戦国大名であり、一乗谷に居を構えた越前朝倉氏最後の当主。戦国大名・一乗谷朝倉氏の初代である朝倉(英林)孝景より数えて5代目であり、但馬国時代及び越前朝倉氏初代である朝倉広景から数えると11代目に当たる。戦国時代で最も有名な人物である織田信長を大いに苦しめるものの、最後は一門の朝倉景鏡に裏切られ、自害した人物として知られている。...

朝倉義景とは

 朝倉義景といえば越前国の戦国大名であり、越前一乗谷に繁栄を築いたものの織田信長と争って敗れ、滅亡した越前朝倉氏最後の当主として知られている。

由羅
由羅
朝倉義景といえば、戦国屈指のへたれ大名♪
信長に滅ぼされた諸大名の中でも、実績の割には評価の低い人物ではあるな
色葉
色葉
由羅
由羅
一緒に戦った浅井長政なんかは格好よく描かれるのにねえ。肖像画からはとてもそうは見えないのに
まあ、色々と損な役回りだったみたいだな
色葉
色葉

 朝倉義景は1533年(天文2年)に、父・朝倉孝景の長男として誕生した。
 義景の幼少期に関しては、不明な点が多い。
 そして1548年(天文17年)に、父・孝景が死去したことで、16歳で家督を継承することになる。

由羅
由羅
この時代って、けっこう兄弟が多いのにね。義景は一人っ子だったんだ
確かに珍しいな。例えば『麒麟がくる』で出てくる登場人物では、織田信長・信秀にしてもたくさん兄弟がいたし、父である斎藤道三を討った斎藤義龍も、実はたくさん兄弟いたからな。父親が早くに夭折している徳川家康ですら、兄弟じゃないか、とされる人物が複数いるくらいだ
色葉
色葉

 家督を継いだものの若年だったこともあり、一門の重鎮であった朝倉宗滴に軍事や政務の面で補佐を受けたという。

由羅
由羅
朝倉家のチート爺、朝倉宗滴だね!
まあその宗滴も、1555年(弘治元年)には死去してしまうから、その後は自ら政務をみるようになったらしい。ちなみに『麒麟がくる』の前半のクライマックス、長良川の戦いの前年のことだな
色葉
色葉
由羅
由羅
つまり明智光秀が越前に逃亡した頃って、ちょうど義景が自分で政を行うようになっていた頃ってわけだね
作中では幕府と繋がりの深い光秀の亡命を受け入れるわけだが、義景自身、幕府との関係はかなり深かったそうだ
色葉
色葉
由羅
由羅
そうなの?
自身の名前の「義景」の「義」は、室町幕府13代将軍・足利義輝からもらったものであるし、官位も一等官の左衛門督だったそうだ。さらに正室は管領・細川晴元の娘で、幕府の御供衆・相伴衆に列していたし、とにかく幕府も義景のことを優遇していたということだ
色葉
色葉

 1565年(永禄8年)に将軍・足利義輝が暗殺されると、その弟である足利義昭が大和を脱出して各地を逃亡し、越前へと落ち延びることになる。

由羅
由羅
これって将軍候補者が手元に転がりこんできたわけで、義昭自身も上洛の意思があったから、これを奉じれば義景が天下に号令できる可能性もあったんだよね。つまり最大の好機だったわけで
義景は断ったんだがな
色葉
色葉
由羅
由羅
なんで断ったんだろう? おかげでヘタレとか言われる始末だし
理由は色々あるだろうがな。そもそも天下に興味がなかったこともあるだろうし、それをさておいても朝倉家に大軍で上洛できる余裕が無かったという、現実的な要因もあったんだ
色葉
色葉
由羅
由羅
たとえば?
一向一揆
色葉
色葉
由羅
由羅
あー……確かに。お隣の加賀国って、一向一揆の巣窟だったものね
朝倉家は戦国時代のごく初期に下克上を果たし、越前を支配して、周辺国が合戦に明け暮れている中、国内は安定してかなり平和だったそうだ
色葉
色葉
由羅
由羅
一乗谷は北の京とか呼ばれているくらいだものね
国力も人材もあったが、しかし一向一揆のせいで大規模な外征が抑制されてしまっていたわけだな。そしてそれは、当然義景の代でも同じだったわけだ
色葉
色葉

 そのため義昭は加賀一向一揆と朝倉家との和睦を取りもとうしたものの、両者の長年の対立はそう簡単に改められるものではなくなっており、うまくいかなかったという。

これは織田信長が共通の敵となることで実現するんだが、しかし皮肉な話でもあるな
色葉
色葉

 ともあれ義景は義昭の求める上洛戦には応じず、そのため当時美濃国を支配下に置き、躍進していた織田信長を頼って越前から去ったという。

由羅
由羅
この時に光秀も出てっちゃうんだよね~
まあ光秀がどのような形で越前にいたかは、実のところよくわかっていないんだがな
色葉
色葉

 その後、上洛を果たして義昭を将軍とした織田信長は、義景に対して上洛要請を行う。
 しかし義景はこれを拒否。
 両者の対立は決定的となり、信長は越前出兵を行うことになる。

 越前に攻め込まれた義景であったが、盟友浅井家の浅井長政が信長を裏切ったことで、信長は窮地に陥り撤退を余儀なくされた。

由羅
由羅
金ヶ崎の退き口、だね
信長にとっては人生最悪の撤退戦だな
色葉
色葉
金ヶ崎の戦い【信長の撤退戦、金ヶ崎の退き口】金ヶ崎の戦いとは、1570年(元亀元年)に起こった戦い。織田信長が朝倉義景の支配する越前に侵攻するも挟み撃ちに遭い、窮地に陥った戦として有名な撤退戦である。金ヶ崎の退き口、ともいわれる。戦国の三傑(三英傑)がそろって敗北した戦いとしても知られている。...

 そして1570年(元亀元年)には姉川の戦いが勃発。
 朝倉・浅井連合軍は、織田・徳川連合軍と戦い敗北する。

姉川の戦い【朝倉・浅井連合軍の大敗から信長包囲網へ】姉川の戦いとは、1570年(元亀元年6月28日)に、近江国浅井郡姉川河原にて行われた、朝倉・浅井連合軍と織田・徳川連合軍による戦い。この戦いに敗北した朝倉・浅井両家は周辺勢力と協力し、信長包囲網を形成していくことになる。...

 破れた義景であったものの、信長は周囲が敵だらけとなっており、畿内の三好三人衆を討つために摂津に向かった信長の隙をついて、京に進軍。
 引き返して来た信長と戦い、いわゆるこの志賀の陣において義景は信長を追い詰めることになる。

由羅
由羅
ここでも信長をやっつける機会があったんだよね
結局は和睦して信長は九死に一生を得てしまうがな
色葉
色葉

 その後、甲斐の武田信玄が西上作戦を発動して徳川家康を撃破して織田領に迫り、信長は絶体絶命の窮地に陥ることになるが、しかし信玄が病死し、甲斐に引き揚げると再び勢いを得た信長は近江の浅井長政を攻めることになる。

 義景はこれを助けるために出陣するも、形勢不利とみて撤退。
 その最中の刀根坂の戦いで壊滅的な打撃を受け、一乗谷に逃げ帰った義景であったが、すでに朝倉軍は瓦解してしまっていた。

 義景は一乗谷を放棄して、従兄弟の朝倉景鏡を頼って賢松寺に逃れる。
 しかし景鏡もすでに信長と通じており、逆に景鏡の襲撃されて、義景は自刃を遂げたという。

麒麟がくるでの朝倉義景

由羅
由羅
『麒麟がくる』では越前の戦国大名朝倉義景、として、下記のように紹介されているよ。演じるのはユースケ・サンタマリア!
光秀が、高政の手を逃れて入った越前を支配する戦国大名。室町幕府からの名家で、一乗谷を中心に小京都ともいうべき美しく豊かな国・越前を思うままに営んでいる。京とは距離を置いてつきあっているが、幕府と懇意な光秀を、いいように利用する。NHK大河ドラマ『麒麟がくる』
由羅
由羅
『麒麟がくる』では主人公の明智光秀がちゃんと越前に行くかどうかで、義景の登場の有無に関わってくるところだったんだけど、無事に登場、だね
光秀の前半生は不明であるし、越前に逃れて義景に仕えたとはされているものの、やはり詳細は不明だからな。ドラマの脚本次第だったんだが、ちゃんとこれまでの美濃編の続いて越前編に銘打たれたから、それなりの活躍は期待できそうだな
色葉
色葉
由羅
由羅
織田信秀や斎藤道三みたいに格好いいキャラではないけれど、光秀にとっては新たな主君になるわけだし、どう描かれるか楽しみだね
しかし光秀の主君というのは、どうも不幸な最期を遂げる場合が多いな。道三然り、義景然り、信長然り。とりあえず生をまっとうできたのは義昭くらいか?
色葉
色葉
由羅
由羅
その義昭だって、室町幕府を滅ぼされた上に追放されちゃうものね~

信長の野望・大志での朝倉義景

朝倉義景(あさくら よしかげ)
基本能力
統率37
武勇39
知略42
内政58
外政48
その他能力
第二の京
気質芸道
格付B
野心13
個性小荷駄押 新田開発
戦法気勢崩し 堅固
作戦囮挑発

由羅
由羅
うわお。今まで紹介してきた武将の中でも、突出して低い能力値!
最高の能力値ですら内政の58と平凡。一乗谷を繁栄させた手腕は軽く無視されたようだな
色葉
色葉
由羅
由羅
でも野心は高いんだよね。信長の12よりも高いし。なのに天下を目指して上洛しなかったわけで……どういうことだろう?
野心というのはひそかに抱く大きな望み。また、身分不相応のよくない望みのことも、そういうからな
色葉
色葉
由羅
由羅
分不相応……なるほどね。それに戦国の世にあって天下統一を果たそうとするだけが野心とは言えないか。逆に割拠するだけっていうのも、当時にあっては分不相応な望み、だったのかもね
野心の向く方向はひとそれぞれ、というわけだ
色葉
色葉

まとめ

由羅
由羅
美濃編と同じく越前にいた頃の光秀も、何をしていたかよく分からないから、そこがどう描かれるかは見物だね!
約十年間、越前にいたことになるからな。それなりの期間だし、細川ガラシャで有名な光秀の娘のこの頃に生まれているわけだし
色葉
色葉
由羅
由羅
その間に義景にも活躍の場があるといいね!
大河ドラマで朝倉義景がまともに登場するのは……『信長 KING OF ZIPANGU』以来になるかもしれないから、新たな義景像を期待したいところだな
色葉
色葉

 次回の第23回は織田家随一の猛将・柴田勝家。その評価は如何に?

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