大河ドラマ『麒麟がくる』の登場人物を、信長の野望シリーズ「大志」の武将能力から見てみようのこの企画。
第21回は、織田信秀の弟にして織田信長の叔父、織田信光その人から。
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織田信光とは
織田信光といえば尾張の戦国大名・織田信秀の弟であり、織田信長の叔父に当たる人物として知られている。

由羅

信長の父親だった信秀は優秀だったけれど、その弟である信光はどうだったの?

信光も負けず劣らず、だったようだな。若い頃から武略に優れていたようで、信秀に従って各地を転戦し、武功を挙げていたようだ

色葉
織田信光は1516年(永正13年)に、織田信定の子として誕生した。
兄・信秀に従って、今川家との合戦である小豆坂の戦いなどで武功を挙げ、小豆坂七本槍の一人として名声を得たという。

由羅

え? 小豆坂七本槍……? どっかで聞いたことがあるような

~七本槍ならこの戦国時代で色々あるぞ。有名なのは賤ケ岳七本槍だろうが、他にも蟹江七本槍とか姉川七本槍とか、上田七本槍とか……

色葉

由羅

びっくり。そんなにあるの?

あるみたいだな。ちなみに小豆坂七本槍の七人は、この記事でも紹介している織田信光に、織田信房、岡田重善、佐々政次、佐々孫介、中野一安、下方貞清、だな

色葉

由羅

どうしても賤ケ岳の七本槍が有名だから、小豆坂七本槍の方が偽物っぽいよね~

しかし賤ケ岳七本槍に名を連ねている福島正則や加藤清正は、小豆坂七本槍の下方貞清に対し、自分達の方が小豆坂の似せ物である、とか言っていたそうだがな

色葉
兄・信秀が死去したのちは、その子である織田信長を支持。
萱津の戦いや村木砦の戦いなどで活躍したという。
また信長の家督相続後、敵対していた織田信友は家臣の坂井大膳の言を容れて信光を調略しようとしたが、逆に信光の謀略によって清州城へと入り、信友を謀殺した。
その後、清州城は信長へと渡し、信光自身は信長に譲られた那古野城へと入ることになる。
しかし1556年(弘治元年11月26日)、不慮の死を遂げた。

由羅

不慮の死って……?

信光の家臣に殺害されたそうだ。やったのは坂井孫八郎。何でも信光の夫人と孫八郎は通じていたようで、それで……だな

色葉

由羅

うわあ……
麒麟がくるでの織田信光

由羅

作中での信光は第十五回に登場しているよね

織田彦五郎暗殺のところだな

色葉

由羅

帰蝶に唆されて事に及んだ……みたいな雰囲気だったけれど

『麒麟がくる』ではそういう演出にした、ということだな。ちなみに信秀も作中で語っていたが、自分よりも器量に優れて後継ぎに目されていた……みたいな話をしていたから、それなりに優秀な人物として捉えられている、といったところか

色葉
信長の野望・大志での織田信光
統率 | 52 |
武勇 | 64 |
知略 | 54 |
内政 | 46 |
外政 | 47 |
志 | 所領拡大 |
気質 | 家名 |
格付 | C |
野心 | 8 |
個性 | 攻城心得 |
戦法 | 突撃 速攻 |
作戦 | 全軍突撃 |

由羅

優秀……?

武略に優れていたというから、武勇の数値が一番高いようだが、あとは平凡だな。というか低いくらいか

色葉

由羅

信秀よりも優秀とか思えないんだけど

器量、というものは必ずしも数値で表せるものでないし、そもそもそういう項目も無いからな。まあ格付けはCだが

色葉

由羅

どんなに優秀でも狭量な人も、世の中いるしね
まとめ

由羅

出番がねえ……

由羅

じゃあもう登場することはないんだね~

誰にも知られることなく退場していくのは、まあ脇役の運命みたいなものか

色葉
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