大河ドラマ『麒麟がくる』の登場人物を、信長の野望シリーズ「大志」の武将能力から見てみようのこの企画。
第12回は主人公である明智光秀の従兄妹にして、美濃の蝮こと斎藤道三の娘、そして光秀が主君として仕えた織田信長の正室、帰蝶その人から。
帰蝶とは
帰蝶といえば、戦国時代で有名な織田信長に嫁いだ斎藤道三の娘として知られている。
濃姫という名称が一般的。
ドラマ等でも登場する機会が少なくないが、一方で現在知られている逸話の大半は創作上のもので、史実とは言い難い。




帰蝶は斎藤道三の娘であり、母親はの小見の方とされている。
このの小見の方こそ帰蝶と明智光秀を結ぶ鍵で、その出自は明智氏で、明智光継の娘、そして明智光綱の妹である、とされている。
これが正しいのであれば、光秀と帰蝶は従兄妹という関係になる。






信長の正室として有名な帰蝶ではあるが、最初、父である道三の主家筋にあたる土岐頼純に嫁いだとされる。
この時、帰蝶は12歳。
ところが土岐頼純が急死。これにより帰蝶は実家へと戻ることになった。


美濃の斎藤家と尾張の織田家は長年争ってきたが、両者は和睦。
その条件として、帰蝶の織田家への輿入れが持ち上がる。
病を得ていた織田信秀の督促もあって、帰蝶はその嫡男である信長の元に嫁ぐことになった。
麒麟がくるでの帰蝶






信長の野望・大志での帰蝶
統率 | 75 |
武勇 | 68 |
知略 | 77 |
内政 | 60 |
外政 | 65 |
志 | 家名存続 |
気質 | 才覚 |
格付 | S |
野心 | 5 |
個性 | 同盟導者 |
戦法 | 舞姫 参謀 |
作戦 | 囮挑発 |








まとめ
大河ドラマ『麒麟がくる』では比較的クローズアップされている帰蝶。しかしその生涯は謎に包まれているといっていい。
信長に嫁ぐまではいいのだが、その後の記録がほぼ存在しないこともあって、その後どうなったかがまったくの不明なのである。




信長には多くの子がいるが、その中に帰蝶が生母になったものはいないと考えられている。
とはいえ多くの子供の生母自体が不明なこともあって、確実にいなかったとも言い難い。
織田信長の最愛の女性として名が挙がるのは、帰蝶ではなく生駒吉乃である。
側室である吉乃は信忠・信雄・徳姫らを生んでおり、信忠は子の無かった帰蝶の養子となって信長の嫡子を扱いを受けたという。




次回の第13回は徳川家康の父・松平広忠。その評価は如何に?

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