大河ドラマ『麒麟がくる』の登場人物を、信長の野望シリーズ「大志」の武将能力から見てみようのこの企画。
第8回は尾張の織田信秀の長男で織田信長の兄である織田信広そのひとから。
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織田信広とは
織田信広といえば織田信長の兄弟の一人であり、その庶兄にあたる。
父・信秀と側室との子であり、長男ではあったものの家督相続権は無く、母親の出自や信広の生年についても不詳である。

由羅

信長のお兄さんなのに、生まれに関してはよく分からないんだ?

長男とはいっても庶子だったから、初めから家督相続の権利は無く、扱いも信長の兄弟、というよりは織田家の一族、程度のものだったそうだ

色葉

由羅

扱いが雑だよねえ……。でも信長って嫡男なイメージだったし、家督相続で争ったのって実弟の織田信勝だったから、実はお兄さんっていたんだね。つまり信長が次男だったって、そっちの方がびっくり。

戦国大名とかで有名な連中も、実は長男じゃなかったっていうパターンはよくあるぞ? 織田信長然り、武田信玄然り、上杉謙信然り

色葉

由羅

あの時代もいろいろあった、ってことだよね
信広は生年こそ分かっていないものの、信長とは年齢差があったようで、早くから軍を率いて戦い、軍事的に重要な役回りをこなしていた。
例えば1548年(天文17年)に勃発した第二次小豆坂の戦いでは、先鋒を務めている。
1549年(天文18年)には安祥城の守備を任されている最中、今川義元の大軍が来襲。
この第三次安城合戦では苦戦しながらも本多忠高を討ち取るなどの功を上げた。

由羅

本多忠高って、徳川四天王の一人、本多忠勝の父親だよ
だが第四次安城合戦においては再び太原雪斎に攻められ、ついには城を失陥。
自身も捕らえられて、織田家の人質となっていた松平竹千代との人質交換により、織田家に送還された。
その後、信広は美濃の斎藤義龍と結んで信長に対して謀反するなどしたが許され、信広も心を入れ替えて忠誠を尽くし、その年長者としての立場から信長の兄弟たちのまとめ役のような立場になっていった。
しかし1574年(天正2年)に長島一向一揆攻めに参加し、討死したという。
麒麟がくるでの織田信広

由羅

『麒麟がくる』では今のところちらっと登場しただけで、活躍の場は無し。むしろ今川勢に捕らえられ、信長に自業自得とか言われる始末な可哀そうな役回り

あのシーンだけを見ると、戦下手認定なんだが、しかし事前のエピソードではそれなりに功も上げているから、ドラマで信長が言うほどの戦下手だったとは思えないんだがな

色葉

由羅

国境っていう重要な要所を、あの優秀な信秀が任せていたわけだし。しかも相手はあの太原雪斎だし

相手が悪かった、ということだろうな

色葉
信長の野望・大志での織田信広
統率 | 58 |
武勇 | 58 |
知略 | 53 |
内政 | 40 |
外政 | 43 |
志 | 所領拡大 |
気質 | 勲功 |
格付 | B |
野心 | 9 |
個性 | 韋駄天 鉱山経営 |
戦法 | 急襲 復帰 |
作戦 | 囮挑発 |
能力値は50~40台と、実に平凡。可もなく不可もなし。
信長に対して謀反を起こしていることを考慮されてか、野心は9とやや高め。

由羅

どうしても今川に負けて捕まった挙句、人質交換の材料にされたっていう点が、マイナスに働いちゃっているのかな?

まああの信長の兄としては物足りない数値だが、こんなものだろう

色葉
まとめ

由羅

あまりドラマには出てこない信長のお兄さんだけど、『麒麟がくる』では活躍あるかな?

さて、どうかな。配役があっただけでも……と思うことになるかもな。何といっても今回の大河ドラマは明智光秀が主人公であって、織田信長はそうではないからな。そこまで掘り下げるかどうか

色葉

由羅

でもまた出てきて欲しいところだね
次回の第9回は織田信長の実弟、織田信勝。その評価は如何に?

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